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薄毛・抜け毛の原因（性ホルモン）

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薄毛・抜け毛の原因のひとつに、性ホルモンによる原因があげられます。

性ホルモンには、男性ホルモンと女性ホルモンがあり、男性ホルモンは、「副腎」という腎臓の上の豆粒ほどの臓器と、「睾丸」で作られています。女性ホルモンは、その「副腎」と「卵巣」で作られています。このことから、男性・女性に関わらず、男性ホルモン・女性ホルモンの両者を持ち合わせていることになります。

男性ホルモンが多いと毛の量が多くなり、女性ホルモンが多いと毛の量は少なくなると言われています。

しかしながら、「頭頂部」の髪の毛については少し性質が異なり、体の毛は濃いのに、頭頂部の毛は薄い人も多くいます。このような人、つまり、抜け毛で悩んでいる人は、ホルモン的にはどのようになっているのでしょうか？

実際には、頭頂部にも男性ホルモンは常に分泌されています。しかしながら頭頂部の毛の「ホルモンレセプター」が反応しなくなっているのです。このメカニズムについては、まだ解明されていないと言われています。

昔、中国の宮廷に仕えるために、睾丸を除去した人の話ですが、頭の毛が薄くなってから睾丸を除去した人は、薄くなった髪の毛はもとには戻らなかったそうです。若くして髪の毛が多い状態で睾丸を除去した人は、終生、髪の毛はフサフサした状態だったそうです。

このことから、性ホルモンによる原因として抜け毛をとらえてみると、頭の毛が薄くなってしまってから、女性ホルモン・男性ホルモンだけで髪の毛をもとに戻すことは不可能と言えます。